ゼー六屋号の由来
幕末の大阪は自由闊達な気風に満ちていたといわれ、次のような言葉が残っています。
「商人には無用の贅物六つあり。いわく禄、閥、引、学、太刀、身分。これなり」これは商人の町・浪速の自由な気風、そしてそこに息づいている実力主義を表した言葉で、 ”ゼー六”はこの「贅六」からとったもの。
まさに、上方商人の心意気を示したものといえるでしょう。
大正2年(1913年)
祖父廣瀬徳一が大阪市中央区本町にて「ゼー六」を創業。当時は主に和菓子(せんべい等)を製造販売。
昭和の初め頃
アイスクリンを製造し始め、当時五銭にて販売。
戦後昭和20年代中頃
洋菓子(ケーキ等)製造販売。この頃から喫茶をスタート。
祖父徳一が他界し、父・「長男一也と弟・次男一由、三男徳也」の3兄弟で本町店を続ける。のちに「ゼー六」東大阪店開店。
昭和49年(1974年)
父 廣瀬一也が「ゼー六」山本店を開店。
昭和61年(1986年)
「ゼー六」山本店を大阪市中央区道修町に移転し、「ゼー六」道修町店として開店。
現在
「ゼー六」道修町店、東大阪店、本町店ともに各々姉妹店として
独立採算にて営業中。2013年に創業100年を迎えるに至る。
記述 3代目大谷初子(旧姓 廣瀬)